ビジョン&ミッション

私たちは、映画が生み出す豊かな時間と物語を創造し続けていくことによって、身近な場所で誰もが映画体験できる社会を目指していきます。

スローガン

映画でつながる!

事業戦略

世界の多様な映画作品の鑑賞機会の提供を通して、映画環境の整備を行っていき、映画文化の発展・芸術の振興を進めていきます(シネマスタジオ事業とサポート事業)。

 

鑑賞以外の映画関連事業を行うことによって、多様な映画への入り口を作って、新たな映画ファンを開拓していきます(アフタートークや交流イベント、アカデミー事業)。

 

映画による人とコミュニティのつながりをつくり、社会的課題の緩和や解決に取り組んでいきます(コミュニティ事業とサポート事業)。


私たちが向き合う社会課題

 「気がついたら観たい映画が終わっていた」

 「家から映画館には行くには遠い」

 「自分たちの街で映画やアートに触れる機会や場所がない」

 

 そんな声をたくさん聞きます。

 

 かつて映画館はどの街にあり、自主上映会も盛んに行われて、同じ街に住む人たちと同じ映画を観て同じ時間を共有することが当たり前でした。しかし、近代化や技術の進歩、娯楽の多様化などによって、それは当たり前ではなくなりました。

 現在、国内で上映される映画の年間本数は増え、その大半が比較的商業ベースに乗りにくいミニシアター作品です。シネコンでは、そういったミニシアター系はあまり上映されず、それらの多くの受け皿となっているのが「街の映画館」とも言われる小さな映画館や市民による自主上映会です。

 

 昨今、その「街の映画館」も自主上映会も年々閉館や解散したりして、その数は減っています。文化的拠点という面も持ち合わせている映画館は、かつて街の文化的水準を測るものであったことから考えますと、最近の状況は街や社会の文化的な衰退をも意味しています。

 私たちが活動している埼玉県でも2/3の自治体に映画館がありません。

 

 一方で、コミュニティ(共同体)とのつがなりが薄くなり、社会参加の重要性がさけばれています。コミュニティとのつながりの深さは、芸術や地域文化の醸成にもつながります。街の映画館や自主上映会には、そういった地域の憩いの場や社会参加のプラットフォームでもあります。

※一般社団法人日本映画製作者連盟のデータより作成

※2001年よりシネコンのスクリーン数が算出可能になった。


私たちの活動について

 そんな社会でも自分たちの観たい映画を、大きなスクリーンで、好きな時に、歩いていける場所で観たい、あるいはこどもたちに映画やアートに触れてほしい私たちは、それらを社会的課題や大切な思いとしてとらえ、2003年よりNPO法人として活動をしています。

 

 私たちの基本スタンスは、「映画鑑賞」です。映画鑑賞を媒介とすることで、世界の多様な作品を知り、他を尊重し、そこには人々が集まり、そこから新たな映画ファンやネットワーク、コミュニティが生まれる可能性があるからで、何より映画は観て初めて「映画」になると信じているからです。

 映画は、時も国境もこえ、観る者へ人生における豊かな時間と、異なる価値観や新しい世界を美しい物語で私たちに語りかけてくれます。そんな「映画が生み出す豊かな時間と物語を創造し続けていく」ことが、私たちの使命であり、姿勢でもあります。

 また、映画を通したその時、その場所でしか体験できなかったと思える出逢いである「映画体験」を誰もが身近な場所で触れられる社会こそ、理想的な目標であり、映画を取り巻く社会的課題を解決する糸口だと捉えています。

私たちの活動内容

 私たちの主な活動は4つです。

①シネマ事業:

・映画鑑賞環境の地域差を是正し、どの場所にいても誰もが等しく映画が観られる場と、世界の多様な映画作品に触れられる機会をつくり、映画の芸術文化的価値も向上させていきます。

・作品選定は、作品の多様性や社会的普遍性に重きをおいた公共性から行っています。

・非営利ならではの特性を活かし、官民一体となった連携や市民参加も重視していきます。

・2005年から彩の国さいたま芸術劇場との提携事業「彩の国シネマスタジオ」を始めとする自主上映会を中心に進めてまいります。

 

②サポート事業:

・誰もが映画上映を行える下地をつくるために、地域や団体との映画上映のサポートを行います。

・地域によって、求められるものや興味が異なるという点において、そこに住む人との協働(共同)から独自の上映機会を生み出していきます。

・映画作品の交渉や映写の手配、ノウハウの提供など、埼玉映画ネットワークだからできるサポートを行っていきます。

③アカデミー事業:

・映画の持つ多様な面白さや可能性を「学ぶ」という点から広げていきます。

・映画文化や地域貢献を担ってくれる人を要請するためのイベントを開催していきます。映画製作者や研究者、関連団体等によるトークイベント、観客同士の交流、まちづくりの講座など多岐にわたり、その機会を作っていきます。

・こども達や若い人たちに映画の面白さを知ってもらうためやメディア・リテラシー向上という点からワークショップを行っています。そのために、地域の学校や教育機関と連携していくことも視野に入れていきます。

・上映環境の変化や映画産業などの調査を行っていき、そのデータを広く伝えていきます。

 ④コミュニティ事業:

・映画を通したコミュニティのつながりづくりをサポートして、社会的課題の緩和や解決に取り組んでいきます(「社会的包摂」)。

・上映活動では市民参加であるボランティアの機会をつくったり、多様なコミュニティへの関心事を広げて新たなコミュニティ形成にも貢献したりしていき、コミュニティの場としての側面も大事にしていきます。

・イベントを実施する上で、その地域に商店街への貢献と連携を視野に入れて活動をしていきます。

 映画は色んな世界への入り口と私たち観客とをつなげてくれます。私たちの活動もそんな"つながり”を大切にしています。

 

 映画を通した、あるいは映画を要とした私たちの活動による"つながり”が、皆さんにとっても大切な出逢いになると信じているからです。 

 

 映画がつなげてくれる新しい縁や世界、何より映画の未来を私たちと一緒に切り拓いてみませんか。


特定非営利活動法人 埼玉映画ネットワーク

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