第333回シネマスタジオ蕨 蕨市民文化会館コンクレレホール(JR蕨駅)

© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会

『鍵泥棒のメソッド』

【日時】2月14日(金)

10:30/14:30 

 

笑いとハラハラ・ドキドキのサスペンス、そしてトキメキ――

 

映画の醍醐味をすべて織り込んだ、大人のためのエンターテインメント・ムービー

 

銭湯で転倒し頭を強打。記憶を失った羽振りのいい男。

居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます。が、その男はなんと誰も顔を見たことない伝説の殺し屋コンドウだった!桜井は男にきた大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい、大ピンチに。一方、記憶を失い、自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、真面目に努力して、役者として成功する事を目指し始めてしまう。そんなコンドウの姿に好感を覚えた婚活中の女性編集長・香苗は、なんと彼に逆プロポーズ!

失われた記憶、大金の在りか、そして結婚の行方--複雑に絡み合った事態の行く末には、

なんと、映画史上に残る爽快でトキメくラストが待っている!?

 

『運命じゃない人』

『アフタースクール』

内田けんじ監督、待望の最新作。

 

 

過去二作において、時制の組み替え、信じていたものがすべてひっくり返るような構成で、観客をあっと驚かせた内田けんじ監督。そんな監督が今回描くのは、人生が入れ替わってしまった二人の男と婚活中の女性が巻き起こす、誰もが楽しめる喜劇。そこには種も仕掛けもありません! とはいえ、内田監督ならではの先の読めない展開と意外なラストは健在。でも安心して身を任せて下さい。気持ち良いエンディングまで一気に連れて行ってくれます。

 

人気・実力ある俳優陣が演じる、意外なキャラクター

 

 

役者として全く芽が出ず、ボロアパートに一人暮らし、家賃も滞納。その上、後先考えずに行動して周りに迷惑をかけてしまう、ちょっとおバカな男・桜井を演じるのは、『アフタースクール』に続いての出演となる堺雅人。知的な実力派俳優のイメージが崩れるほど?の素晴らしい演技を見せてくれます。記憶を失った殺し屋・コンドウを演じるのは香川照之。記憶のあるコンドウは恐ろしい程の迫力があり、“桜井バージョン”のコンドウは最高にチャーミング!一人ニ役を演じるような難役をなんなくこなす、その実力はさすがの一言。そして勉強や仕事をこなすように、真面目に努力すれば結婚出来ると思っている、ちょっとずれた感覚の持ち主・香苗には、笑顔を封印して挑んだ広末涼子。その最高のコメディエンヌぶりは必見です。そしてキレ者で何事にも動じない強面のヤクザに荒川良々、大金の行方を握るミステリアスな女に森口瑤子と、キャスト皆、観客のイメージを覆すキャラクターを見事に演じ、ストレートな娯楽作でありながら新鮮な驚きもある作品へと昇華させています。

 

堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々 森口瑤子 監督・脚本:内田けんじ

2012年/日本/128分/アメリカンビスタ/ドルビーSRD ⓒ 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会 配給:クロックワークス




第334回彩の国シネマスタジオ 埼玉会館小ホール(JR浦和駅)

© 2021 Feather Films Pty Ltd, Filmfest Limited

『ペーパーシティ 東京大空襲の記憶』

【日時】2月18日(火)

10:30/14:30/18:30

 ★アフタートーク開催 14;30の回終了後

 ゲスト:エイドリアン・フランシス監督

 

「ペーパーシティ」– 終戦から77年。オーストラリア人のドキュメンタリー映画監督による、これまで 明かされることのなかった東京大空襲の生存者の物語を語り継ぐ作品。

 

「助かるのと死ぬのとは紙一重」

 

 1945年3月10日午前0時過ぎ、アメリカは東京を襲撃し、木造の家屋や多くの紙材が密集していた 東京に火の粉を浴びせた。日の出までに10万人以上の死者を出し、東京の4分の1が焼失した史 上最大の空襲であった。 生存者である星野弘さん、清岡美知子さん、築山実さんの3人は、何年にもわたって、公的な慰霊 碑や博物館の建設、そしてすべてを失った市民へのささやかな補償を求めて懸命に活動を続けて きた。しかし、日本政府は彼らの訴えを70年間認めようとせず、元兵士たちは国から寛大な扱いを 受けている一方で、彼らの要求は今もなお応えられていない。 「Paper City」は、この忘れられた悲劇の記録を残すために戦ってきた生存者たちの最後の運動を 追った作品である。この作品では、トラウマや記憶、そして歴史を継承する国家の役割について、 彼らの悲痛な証言、普段公になることのない映像資料、そして今日のアドボカシー活動の現状を織 り交ぜながら探っていく。

 

 

ペーパーシティ - 東京大空襲の記憶

出演:清岡美知子、星野弘、築山実 | 監督 エイドリアン・フランシス

エグゼクティブ・プロデューサー:ソフィー・ハイド | プロデューサー:メラニー・プラント | 撮影:ブレット・ルデマン | 配給:フェザーフィルムス| 配給協力:スリービン | 2021年 | 80分|オーストラリア  | 日本語・英語|英題・Paper City | 16:9 |  5.1ch | DCP | カラー/モノクローム|ドキュメンタリー | ステレオ | © 2021 Feather Films Pty Ltd, Filmfest Limited 



第335回彩の国シネマスタジオ 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール(JR与野本町駅)

© 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved

『チア・アップ!』

【日時】3月5日(水)~3月9日(日)

10:30/14:30 

★アフターイベント開催予定 3月8日(土)14;30の回終了後

 

 

平均年齢72歳のチアリーディングチームが世界を驚かせた奇跡の物語

 

主演 ダイアン・キートン

 

人生で最高の“今”を生きるためのヒントが詰まった、笑いと涙の感動ハートフルストーリー‼

 

積年の夢であったチアリーディングに挑戦するチャーミングなヒロイン・マーサを演じるのは、アカデミー賞”をはじめ数々の賞に輝く名女優であり、ファッション・アイコンとしても世界中から支持されるダイアン・キートン。その他、ジャッキー・ウィーヴァー、パム・グリアなど豪華女優陣が夢の競演!最高の仲間と共に夢に向かってチャレンジする姿が、観る者の心を熱くし、夢、希望、そして元気を与えてくれる!

 

 

目指すは夢の舞台“全米チアリーディング大会!!!

 

 

余生をゆっくりと過ごすためシニアタウンに引っ越してきたマーサ(ダイアン・キートン)。しかし、お節介焼きの隣人シェリルに、「昔、チアリーダーになりたかったの」とこぼしたところ、「夢を叶えるのは今からでも遅くない」と焚き付けられ、チアリーディング・クラブを結成することにー。オーディションに集まったのはチア未経験どころか、腕も足も上がらない8人。まわりには絶対できっこないと笑われ、バカにされながらも、お互いを励まし合いながら練習に打ち込みチアリーディング大会に出場を決めるが…

 

監督:ザラ・ヘイズ

ダイアン・キートン、ジャッキー・ウィーヴァー「世界にひとつのプレイプック」

パム・グリア「ジャッキー・プラウン」、セリア・ウェストン『デッドマン・ウォーキング」

リー・パールマン「素敵な人生のはじめ方」

2019年/アメリカ/アメリカンビスタ/91分/原題:POMS/宇朝訳:高井清子

 

配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム




第336回彩の国シネマスタジオ 埼玉会館小ホール(JR浦和駅)

©Black Ticket Films

『燃え上がる女性記者たち』

【日時】3月14日(金)

10:30/14:30/18:30

 

★アフタートーク開催 14;30の回終了後

 ゲスト:山田みう さん(朝日新聞さいたま総局 記者)

 

※1月25日に更新したホームページにおいて、上映日の誤りがありました。正しくは3月14日(金)となります。

誤った案内をいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。

  誤)3月18日(火)→ 正)3月14日(金)

 

【イントロダクション】

 

「カバル・ラハリヤ」―小さなメディアが巻きおこすビッグウェーブ 世界で称賛の声! インド北部のウッタル・プラデーシュ州にあるダリト(ダリット)の女性たちだけで立ち上げた新 聞社「カバル・ラハリヤ」(”ニュースの波”という意味)は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を 主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女た ちは、貧困とカースト、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴 力的な状況のなか、粘り強く小さな声を取材していく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、 インド各地へと大きな広がりを見せるのだった――。 監督のリントゥ・トーマスとスシュミト・ゴーシュが完成までに5年の歳月を費やした長編ドキュ メンタリー第1作となる本作は、2021年サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部 門の観客賞と審査員特別賞ダブル受賞を皮切りに、2021 年山形国際ドキュメンタリー映画祭市民 賞、第94回アカデミー賞®️長編ドキュメンタリー賞ノミネートなど、世界各地の映画祭で30を超 える映画賞を受賞、高い評価を得ている。 

 

メディアで人を守ることができる―― 心の声を聴くことをあきらめない

 

「カバル・ラハリヤ」は、大手メディアが注目しない農村の開発や地方自治の問題を報道してい る。知識も経験も豊富な主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましなが らも、自身の子育てと夫の無理解に悩んでいる。有望記者のスニータは、やる気も能力も十分だ が、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材能力に自信が持 てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していっ たミーラたちは、次々と反社会勢力の存在や警察の怠慢などを明らかにしていく。そして、むか えた地方選挙。「カバル・ラハリヤ」の記者たちは、その最前線の取材へと飛び込んでいく。 

 

【製作クレジット】

監督、編集、製作 :リントゥ・トーマス&スシュミト・ゴーシュ 撮影 :スシュミト・ゴーシュ、カラン・タプリヤール 音楽 整音 :タジダール・ジュネイド :スシュミト“ボブ”ナート 共同プロデューサー:ジョン・ウェブスター、トーネ・グロットヨルド=グレンネ 共同エグゼクティブ・プロデューサー:アヌリマ・バルガヴァ エグゼクティブ・プロデューサー :パティ・クイリン、ヘイリー・エイドルマン 日本語字幕 予告編制作 宣伝美術 関西宣伝 宣伝 配給 :福永 詩乃 :遠山 慎二 :中野 香 :松井 寛子(風まかせ) :contrail :きろくびと 2021 年/インド/ドキュメンタリー/ヒンディー語/DCP/93分 原題:Writing With Fire © BLACK TICKET FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

第337回彩の国シネマスタジオ 埼玉会館小ホール(JR浦和駅)

©2022 VENDÔME FILMS – ORANGE STUDIO – APOLLO FILMS

『ふたりのマエストロ』

【日時】4月11日(金)

10:30/14:30/18:30

 ★アフターイベント開催予定 14;30の回終了後

   

息子が父を超えるとき、何を想うのか

見たことのない圧巻のエンディングに拍手喝采!

『コーダ あいのうた』製作陣が贈る、ふぞろいな家族の再起に心打たれるーーー

 

 

最悪の不協和音は、やがて圧巻のフィナーレへ――!

 

父も息子も、パリの華やかなクラシック界で活躍する指揮者の親子。父のフランソワ・デュマールは、輝かしいキャリアを誇る大ベテラン。息子のドニ・デュマールも指揮者として才能を発揮し、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。ある日、父へ一本の電話が。それは夢にまで見た世界最高(ミラノ・スカラ座)の音楽監督就任の依頼だった。家族全員が父の快挙を祝福するが、息子の表情は険しい。父と息子の間には、不協和音が鳴り響いているのだ。翌日、ドニにスカラ座の総裁から呼び出しが。なんと父への依頼は"デュマール違い”で、息子への依頼の誤りだったことを告げられる。ドニは浮き足立つ父に真実を伝えなければいけない苦渋の選択を迫られる

 

 

 

 

父と息子は渾身のタクトで自らの音楽を再び輝かせる!

 

主人公ドニを演じるのは「ぽくの妻はシャルロット・ゲンズブール」で実生活でも夫場であるシャルロットと共演・監督を果たしたイヴァン・アタル。ピエール・アルディティやミュウ゠ミュウなどフランスを代表する名優たちが家族の葛藤を見事に描き出す。数々の名曲が親子の対峙と再起の物語を彩り、世界最高峰くミラノ・スカラ座)の豪華絢爛、大迫力の熱い演奏シーンは必見!初めて二人が親子として向き合った時、誰も見たことのない驚きのステージが生まれる!

 

監督:ブリュノ・シッシュ出演:イヴァン・アタル ピエール・アルディティ ミュウ゠ミュウ キャロリーヌ・アングラーデ パスカル・アルビロ ニルス・オトナン=ジラール

2022/フランス/原題:MAESTRO(S)/88分/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子/

配給:ギャガGAGA★/宣伝協力:ミラクルヴォイス

 

 

 



【シネマスタジオとは?】

NPO法人埼玉映画ネットワーク主催の映画上映会。

各会場とボランティアスタッフのサポートのもとで定期的に映画上映を行い、身近な場所で世界の多様な作品を観られる場所と機会を提供しています。

 

【当上映会のシステム】

当日券・回数券のみ/お支払いは現金のみ/全席自由/各回入替制

◎チケットは各回上映分を9時30分より販売開始(当日券のみ)

 ※会場や作品によって例外があります。詳細はホームページ・チラシ・各種SNSにてご確認ください。

 

【料金・サービスのご案内】

一般1,100円/小中高生600円(要学生証)

回数券

 11枚つづり11,000円。切り離し利用可。3年間有効。

スタンプカード(チケット兼用)

 鑑賞した映画の作品名のスタンプを押します。10個集めると1回無料で鑑賞できます。

 鑑賞履歴にもなります。

特別興行の場合、料金が変わる場合がございます。

 

【上映会場】

詳しくはコチラ

①彩の国さいたま芸術劇場(JR「与野本町駅」)

②埼玉会館(JR「浦和駅」)

③蕨市民会館(JR「蕨駅」)

 

【アフターイベント】

◎3種類のアフターイベントを実施!

 「アフタートーク」映画関係者の話を聞いてみよう!

  映画関係者によるトーク(映画監督、原作者、プロデューサー、出演者など)

 

 「アフターセミナー」作品の背景を知り理解を深める!

  専門家によるセミナー(その道の専門家・識者、大学教授など)

 

 「アフターライブ」で盛り上がろう!

   上映作品に関連するライブパフォーマンス(音楽家、芸術家、芸人など)

 

*上映会期間中の他の回を鑑賞したお客様であれば、

 スタンプカードの提示で、イベントにご参加いただけます。

特定非営利活動法人 埼玉映画ネットワーク

〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-3-10黒澤ビル3階

電話 048-762-9407(携帯電話 080-1368-7399)

Fax 048-762-9427

E-メール info@eiganetwork.or.jp

 

*土日祝日および各イベントの翌日は原則お休みを頂いております。

*訪問される際は必ず事前の連絡をお願いいたします。