第344回彩の国シネマスタジオ 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール(JR与野本町駅)

© 2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.

『孤独のススメ』

【日時】7月9日(水)~7月13日(日)

10:30/14:30 

 

家族を失った孤独な男が手に入れたのは

 

しがらみを手放す力と新しい世界でした

 

オランダの田舎町、単調で振り子のような毎日を生きる男やもめのフレッド。人づきあいを避けひっそりと生活していた彼の元に、ある日突然、言葉も過去も持たない男テオが現れる。帰すべき家も分からず、やむなく始まった奇妙な共同生活だったが、ルールに縛られていたフレッドの日常がざわめき始め、いつしか鮮やかに色づいていく一。心のままに生きることは難しい、でも大切なものに気づかない人生ほどわびしいものはない。すべてを失くした男が、名前すら持たない男から学んだ幸せとはー?

 

 

静かなおかしみに世界が注目しています

 

ロッテルダム国際映画祭ほか観客賞を多数受賞!!

オランダから新たな才能が登場!

 

 

監督は世界が注目する新生ディーデリク・エビンゲ。初監督作ながら世界の多くの映画祭で評価されたストーリーテリングの秀逸さは今後の活躍を期待させる。とぼけたおかしみを折り重ねながら、人生の素晴らしさと家族の大切さを伝えてくれるオランダ流の人生やり直しドラマ。人生のすべてをぶつけるかのように歌われるシャーリー・バッシーの名曲「This Is My Life (La vita)」と、フレッドが目を見張った名峰マッターホルンの姿が重なる時、深い感動と解放感に目頭が熱くなる。よりシンプルに、自分らしく生きるヒントが自由の国オランダから届きました。

 

 

監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ 出演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン、アリアネ・スフルーター

2013年/オランダ映画/86分/カラー/シネスコ/デジタル5.1ch/原題:Matterhorn/宇幕翻訳:吉川美奈子

後援:オランダ王国大使館 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム



第345回彩の国シネマスタジオ 埼玉会館小ホール(JR浦和駅)

PETRA Films Pte Ltd © 2022

『白日青春 -生きてこそ-』

【日時】7月18日(金)

10:30/14:30/18:30

 

★アフターセミナー開催 14;30の回終了後

  ゲスト:藤えりか さん(朝日新聞社 朝デジ事業センター 戦略部 次長

 

息子との葛藤を抱えるタクシー運転手と

父を亡くし居場所を求める難民の少年

孤独な二人の逃避行はどこに向かうのか-

花ひらく春の訪れを祈る感動の物語

 

Introduction

「インファナル・アフェア」シリーズ等に出演する香港の名優

アンソニー・ウォンが、香港を舞台に、難民の少年と心を通わす姿を描くヒューマンドラマ。アンソニー・ウォンは、訳あって息子と距離のある偏屈なタクシー運転手チャン・パクヤッ(陳白日)を演じ、第59回台湾金馬奨最優秀主演男優賞を受賞。この大スターを相手に堂々とした演技で渡り合ったのが、本作でデビューした、パキスタン出身で香港在住の少年サハル・ザマン。難民申請をしたパキスタン人の両親の下、香港で生まれた少年ハッサン(香港名:莫青春)役を演じ、第41回香港電影金像奨最優秀新人俳優賞を見事獲得している。パクヤッはハッサンを庇いタクシーで逃げるが、互いの関係と共に、世代、民族の違いを背景にした香港ならではのシーンが描かれる。監督のラウ・コックルイ(劉國瑞)は、マレーシア生まれで香港に移住した経験を持ち、本作が長編1本目。昨今、第2の香港ニューウェイプの到来と言われるが、本作もその新世代監督の注目の作品となる。

 

 

Story

タクシー運転手パクヤッは、パキスタン人の難民と事故を起こし、その子供ハッサンを知るようになる。事敵で突然父を亡くしたハッサンはギャングの溜まり場に入り浸り、警

祭に追われる身となってしまう。守ってくれる人がいない香港で居場所がないと嘆くハッサン。彼の身を案じたパクヤッは、逃亡を助けようとする。しかし、車の中にあった父の遺品を見つけたハッサンは、事故の相手がパクヤッだと分かり...。

アンソニー・ウォン(黄秋生)サハル・ザマン(林諾/Sahal Zaman)

エンディ・チョウ(周國賢)インダージート・シン(潘文星/Inderjeet Singh) キランジート・ギル(喬加雲/Kiranjeer Gill

プロデューサー:ヴィーノッド・セクハー(VINOD SEKHAR) ソイ・チェン ウィニー・ツァン ピーター・ヤム

監督・脚本:ラウ・コックルイ(劉國瑞)撮影監督:リョン・ミンカイ(梁銘佳)

 

 

2022年/香港・シンガポール/広来語・ウルドゥ語/カラー/ DCP /ンネマスコープ/ステレオ/111分)

原題:白日青春/英題:The Sunny Side of the Street /日本語字幕:橋本裕充/字幕協力:大阪アジアン映画祭/PG12

 

配給:武蔵野エンタテインメント株式会社





第346回彩の国シネマスタジオ 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール(JR与野本町駅)

© 2021 VOCO Products, LLC

『フラッグ・デイ 父を想う日』

【日時】8月6日(水)~8月10日(日)

10:30/14:30 

 

★アフターセミナー開催 8月9日(土)14;30の回終了後

 

  ゲスト:独立行政法人 造幣局 さいたま支局 職員

 

アカデミー賞に2度輝く名優ショーン・ペンの

監督・主演最新作

 

 

Story 

1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン(ショーン・ペン)が、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファー(ディラン・ペン)という娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく一ー「私は父が大好き」。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか?父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは?ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていくー。

 

 

 

全部、嘘だったの?

大好きな父は犯罪者だったー

胸をしめつける衝撃の実話

 

 

原作はジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルの回顧録。『ミスティック・リバー』『ミルク』で主演俳優としてアカデミー賞を受賞し、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞2部門にノミネートされたショーン・ペンが構想15年をかけて監督・主演を果たした。ジェニファーには彼の実娘であるディラン・ペン。ヒーローのような父への憧れがその実像を知ることで反抗心へと変わり、もがきながらも自立した結果、弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めてゆく娘を多彩な感情表現で演じきった。

タイトルの『フラッグ・デイ」とは、6月14日のアメリカ国が制定記念日のこと。この日に生まれたジョンは、自分は生まれながらにして祝福されていると感じ、特別な存在として成功する当然の権利があると信じていた。それは彼の人生を大きく左右し、父と娘の重要な日になる。温かく正しいものだけが家族の絆ではなく、問題を抱えた不完全な人間を愛することができる美しさでもあると、観る者の心を激しく揺さぶる真実の物語。



第347回彩の国シネマスタジオ 埼玉会館小ホール(JR浦和駅)

© Soilsiú Films, Aisling Productions, Clin doeil films, Zadig Productions,MMXXI

『ぼくたちの哲学教室』

【日時】8月15日(金)

10:30/14:30/18:30

 

★アフターセミナー開催 14;30の回終了後

  ゲスト:池田 崇 さん 

      こてつ(子どものための哲学対話)代表

 

 

ただただ素晴らしい…私はこの映画が⼤好きだ。 -FilmWeek (KPCC – NPR Los Angeles)

 

⾮常に魅⼒的な映画 - Guardian

 

私は医者ではないが、分断された社会を潜在的に治療するためにこの映画を処方し たいと思う。 - The Patriot Ledger

 

■イントロダクション

やられたら、やりかえす?

それでいいの?

 

「平和の壁」に分断された街、北アイルランド・ベルファスト。 不安定で不透明な世界を生きる子どもたちとケヴィン校長の「対話」の授業。

 

北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になって いる。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも 価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理 し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さ りげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒 たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴⼒で問題解決を図かってき た後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授 業なのだ。 北アイルランド紛争によりプロテスタントとカトリックの対立が長く続いたベルファストの街には「平 和の壁」と呼ばれる分離壁が存在する。1998年のベルファスト合意以降、⼤まかには平和が維持され ているが、一部の武装化した組織が今なお存在し、若者の勧誘に余念がない。争いの記憶は薄れや すく、平和を維持するのは簡単ではない。その困難はケヴィン校長と生徒たちの対話の端々にも現 れる。宗教的、政治的対立の記憶と分断が残る街で、哲学的思考と対話による問題解決を探るケヴィ ン校長の⼤いなる挑戦を映画化したのは、アイルランドで最も有名なドキュメンタリー作家のナー サ・ニ・キアナンと、ベルファスト出身のデクラン・マッグラの二人。およそ2年に及ぶ撮影期間 中にパンデミックが起こり、インターネット上のトラブルという新たな問題が表面化するなど、子ども をめぐる環境の変化も捉えている。ケヴィン校長と生徒たちによる微笑ましくも厳粛な対話がニコラ・ フィリベールの『ぼくの好きな先生』を彷彿とさせ、国内外の映画祭で多くの賞を受賞した注目作!

 

 

監督:ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ 出演:ケヴィン・マカリーヴィーとホーリークロス男子小学校の子どもたち 2021/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス/英語/102分/カラー/16:9/5.1ch/ドキュメンタリー 原題:Young Plato 日本語字幕:吉田ひなこ 字幕監修:西山渓 後援:駐日アイルランド大使館/ブリティッシュ・カウンシル カトリック中央協議会 広 報推薦 配給:doodler 配給宣伝協力:エスパース・サロウ 宣伝:リガード

 





第348回シネマスタジオ蕨 蕨市民会館コンクレレホール(JR蕨駅)

©2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

『それいけ! ゲートボールさくら組』

【日時】8月28日(木)

10:30/14:30

 

‘青春’が若者だけの特権だったのは一昔前の話。

今や人生100年時代。いくつになっても遅すぎることなんてない!笑いあり、希望あり、感動ありのスポ根人情コメディがきっと日本の未来を明るく照らす!

 

【あらすじ】

学生時代にラグビーで青春を謳歌したのはもう60年ほど昔の話。淋しい日々を過ごしていた織田桃次郎(藤竜也)は、当時のラグビー部でいつも自分たちを励まし続けてくれたマネージャー・サクラ(山口果林)との再会から、彼女が経営するデイサービス“桜ハウス”が倒産の危機と知る。救済のため力を貸すことを決意するが、銀行から融資を受けるには”桜ハウス”の加入者を増やすことが必要だった。桃次郎元ラグビー部の仲間たちを集結させ、「チームさくら組」として若男のスポーツゲートボール会で優勝を指すことに!

小バカにしていたゲートボールの奥深さに、早くもギブアップ寸前だったが、<ワン・フォア・オール オール・フォア・ワン>の精神に通じるチーム競技である事に気づき、 熱血ジジイたちの快進撃が始まる! 「チームさくら組」の爺さんたちの戦いの結末はいかに?!

 

【監督・キャスト】

監督・脚本・編集: 野田孝則

出演:藤竜也

石倉三郎 大門正明 森次晃嗣 小倉一郎 田中美里 本田望結 木村理恵/ 山口果林

毒蝮三太夫特別出演) 三遊亭円楽(友情出演)

【配給】  東京テアトル    2023年/シネスコ/108分/日本





【シネマスタジオとは?】

NPO法人埼玉映画ネットワーク主催の映画上映会。

各会場とボランティアスタッフのサポートのもとで定期的に映画上映を行い、身近な場所で世界の多様な作品を観られる場所と機会を提供しています。

 

【当上映会のシステム】

当日券・回数券のみ/お支払いは現金のみ/全席自由/各回入替制

◎チケットは各回上映分を9時30分より販売開始(当日券のみ)

 ※会場や作品によって例外があります。詳細はホームページ・チラシ・各種SNSにてご確認ください。

 

【料金・サービスのご案内】

一般1,100円/小中高生600円(要学生証)

回数券

 11枚つづり11,000円。切り離し利用可。3年間有効。

スタンプカード(チケット兼用)

 鑑賞した映画の作品名のスタンプを押します。10個集めると1回無料で鑑賞できます。

 鑑賞履歴にもなります。

特別興行の場合、料金が変わる場合がございます。

 

【上映会場】

詳しくはコチラ

①彩の国さいたま芸術劇場(JR「与野本町駅」)

②埼玉会館(JR「浦和駅」)

③蕨市民会館(JR「蕨駅」)

 

【アフターイベント】

◎3種類のアフターイベントを実施!

 「アフタートーク」映画関係者の話を聞いてみよう!

  映画関係者によるトーク(映画監督、原作者、プロデューサー、出演者など)

 

 「アフターセミナー」作品の背景を知り理解を深める!

  専門家によるセミナー(その道の専門家・識者、大学教授など)

 

 「アフターライブ」で盛り上がろう!

   上映作品に関連するライブパフォーマンス(音楽家、芸術家、芸人など)

 

*上映会期間中の他の回を鑑賞したお客様であれば、

 スタンプカードの提示で、イベントにご参加いただけます。

特定非営利活動法人 埼玉映画ネットワーク

〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-3-10黒澤ビル3階

電話 048-762-9407(携帯電話 080-1368-7399)

Fax 048-762-9427

E-メール info@eiganetwork.or.jp

 

*土日祝日および各イベントの翌日は原則お休みを頂いております。

*訪問される際は必ず事前の連絡をお願いいたします。